一乗寺ブログ

静岡市清水区にある曹洞宗の院「一乗寺」のブログです。あなたのかかりつけのお寺として、ともに寄り添いたく存じます。

新着ブログ

  • 住職就任式「晋山式」・「お稚児さん行列」のお知らせ

    2020年8月3日

    来る令和2年11月15日(日)、一乗寺にて晋山式(しんさんしき)が執り行われます。
    晋山式とは、そのお寺に新しい住職が就任し、皆さまのより豊かな人生と地域の安寧を祈り、内外に正式にお披露目をする法要です。

     

    この晴れの日をお祝いする「お稚児さん行列」という儀式があります。
    神仏にお仕えする童子・童女を「稚児(ちご)」と呼び、今回この行列(パレード)に参加されるお子さまを募集いたします。
    古来より、この行事に参加されると無病息災・諸難消除の厄除けができ、健やかでしあわせな将来が開けてくるようになるといわれております。

     

    この度の儀式は、数十年に一度あるかないかの仏縁でございます。
    少子化の昨今、お一人でも多くの子どもたちにご参加していただき、地域の皆さまとともにご多幸を祈願いたしたく、ここにご案内させていただきます。

     

    >>PDFはこちら

    お稚児さん行列

     

     

  • イベント「怪談・肝試し」の開催のお知らせ

    2020年8月3日

    8月1日(土)より全11回、お寺で「怪談」と「肝試し」を行います。
    29日(土)までの期間中、『妖怪道怨博(ようかいどうおんぱく)』と題しまして、清水区各地で涼風を感じるイベントを開催いたします。

     

    《公式サイトはこちら
    《住職の想いはこちら

     

    【妖怪道怨博・肝試し】

    期間:8月1日(土)~8月29日(土) ※雨天中止
    会場:一乗寺・大内観音ハイキングコース入口
    料金:800円/人 (小学生以下無料、みんなにうれしいお土産付)
    所要時間:10分程度 ※感染対策の為、各会場定員を設けており、参加者毎に時間を分けております。ご協力のほどよろしくお願いいたします。

    妖怪道怨博・肝試し

     

    【妖怪道怨博・怪談】

    期間:8月1日(土)~8月29日(土)
    会場:一乗寺・Guesthouse Tessen・旧五十嵐邸・旧醤油醸造蔵・旧岩邊邸
    ※感染対策の為、各会場定員を設けており、上演時間を分けております。ご協力のほどよろしくお願いいたします。
    料金:2,000円/人 (上映時間20分 /喜んで頂けるようお土産もございます)
    出演:SPAC (佐藤ゆず、関根淳子、武石守正、舘野百代、山本美幸)
    演題:耳なし芳一、牡丹灯籠、死神、他

    妖怪道怨博・怪談

     

    【スケジュール】

    スケジュール

     

    皆さまのご来場心よりお待ちしております!

  • 「暁天坐禅会vol.83」(静岡市)

    2020年4月15日

    🌞暁天(ぎょうてん)とは、明け方の空という意味で、
    暁天坐禅(きょうてんざぜん)とは、早朝に行う坐禅のことです。

    第八十三回坐禅会(参加者:14名)

    本日も、はじめて参加してくださった方が二人おられました。

    坐禅のあと、お話を伺うと…
    意外な接点が✍️

    現在、私は
    毎週火曜日、地元のラジオ番組FMしみず・モーニングパル内の「こころ塾」のコーナーに出演させていただいております。

    ▼ https://mrn-pal.com/program/morning-pal/

    一人目は、その後に続く番組でお話をされている大学の先生。

    二人目は、先日ご不幸のあったお家のお嫁さんが坐禅に参加してくださいました。

    お二人とも、東京が活動拠点とのことですが、今般のコロナショックの余波で帰省出来なくなってしまったとのことでした。。

    こうして人の流れや生活そのものを変更せざるを得ない状況に至っていることを、あらためて目の当たりにしました

    ✍️

    一方、当坐禅会は
    今までほぼ地元のベテラン参加者の方が固定で参禅されておりました。

    しかしながら昨今、このFacebookページをはじめ様々な情報源をもとに新しい参加者の方が増えて参りました。

    平生なら、有り難いことであります…と申し上げ言葉を締めることができるのですが、こと現状においては、
    あらゆる事態を想定して発信しなければならないと自省しております。

    そこで。

    非常に苦慮いたしましたが、
    当面『坐禅会の開催を自粛』することにいたしました。
    (※誤解のないように…✍️本日の坐禅会前に、寺院内で相談の上決めておりました。

    現在、各地にて非常事態宣言が発出されております。これは、主に首都圏を中心として5月上旬までの目処となっておりますが、当地域(静岡)をはじめ地方には遅れて影響が出やすいことは、過去の文化や情報から見ても想像に難くありません。

    したがいまして、誠に恐れ入りますが
    まずは「1ヶ月半の中止」とさせていただきます。

    ※この間に、「夕刻坐禅会(仮)」や「随坐(各人が随意にて坐禅すること)」など、当山にとりまして新しい坐禅会のやり方について思案して参ります🙏

    次回は、いよいよ暖かくなってきましたので、正式に「坐禅堂」の中で坐禅を組みたいと思います。

    また、本堂改修に伴い2年以上使用出来なかったことや、最近はじめて坐禅に参加される方も多いので、「はじめての方に向けた作法指南」の回として開催したいと思います

    情勢により、延期の可能性もありますが、
    ぜひご参加いただければ幸いです。

    それまで、どうぞご自愛専一にお過ごしください🙏

    #人を恐れない
    #逆境が人を成長させる

    【次回の「坐禅会」は、6月15日(月)あさ5時半~、予約不要・参加無料です。】

  • 【月のウサギ】

    2020年4月9日

    【月のウサギ】

    ☁🌕☁

    むかしむかし、あるところに
    ウサギとキツネとサルがおりました。

    🐒

    ある日のこと。疲れ果てて食べ物を乞う老人に出会い、3匹は老人のために食べ物を集めます。

    🐕

    サルは山で木の実を拾い🌰
    キツネは川で魚をとってきました🐟
    ところが、ウサギはあちこち探し回ったのですが、何も持ってくることができませんでした。

    🐇

    そこで悩んだウサギは、サルに山で柴を刈ってきてくれと頼み、狐にはその柴を焚くように頼みました。
    2匹は、不思議に思いましたが言われた通りにしました。
    そして、、
    柴に火がつき、炎が上がった時です。

    🔥

    「ぼくには何も差し上げる物がございませんが、あなたにぼくの持っているただ一つの物を捧げることができます。どうか心からの施しをお受けください」
    言い終わるやいなや、ウサギは赤々と燃えさかるたき火の中にとびこんだのです。
    すると不思議なことに、その炎は一本の毛も焼かずウサギの体を包み込みました。

    ウサギの真心に打たれた老人は、たちまち輝かしい帝釈天(たいしゃくてん)の姿になり、そっと両手にウサギを抱きあげました。

    『このウサギは私をもてなす物が何もないからと自分の体を犠牲にした。このような尊い行いは世界中に知らせなくてはならない。』

    こうして今でも、
    満月のたびに、帝釈天が描いたウサギの姿が月の面に現れて、私たちに慈悲の徳を説いてくれるようになったのです。

    (「兎本生物語(うさぎほんじようものがたり)」より)

    ☁🌝☁

    皆さんは、この物語を読んでどのように感じましたか?

    私は、、
    子どもの頃にこの絵本を読んだとき、ただただ『ウサギがかわいそう』と思いました。
    10代の頃には、『自己犠牲はカッコいい』という妙なヒロイズムにかられ、
    いまは『ウサギには、人生の中で大切なものが見つかったのかもしれない』と感じるようになりました。

    人生にとって一番大切なものとは何か?

    この答えは、十人十色だと思います。誰とも比べようがありませんが、誰もがそれぞれの場所で大切なものを守っています。

    いま、世界中で猛威を振るう #新型コロナウイルス の影響で、この大切なものが脅かされています。

    平生、何らかの圧力や理不尽な働きで「一個人に対して大切なものが脅かされる場合」、それは裁判やメディア媒体等を通して訴えることができます。
    しかし全世界同時に大切な日常が奪われつつある昨今、どこに感情をぶつけてよいか分からない…という方も多いのではないでしょうか。

    ・・・✍

    この物語に出てくるウサギは、お釈迦さまの過去世(前世)の姿であるとされております。

    今日(4月8日)は、お釈迦さまの誕生日🌸

    いまの世界にお釈迦さまがいたら、何とおっしゃるか・・・などと凡夫の私は考えてしまいます。

    『きっと、このようにおっしゃるだろう』…と分かったような顔で、仏教用語を説くことは避けるべきだと感じています。

    なぜなら、今まさに火の中で身を焼かれる思いで生活をされている方が大勢おられるからです。

    まずは、日常の生活を最優先に。

    経済活動や人の流れそのものを制限されてしまった世界で、いま何が起こっているか、いつまで続くのか。

    この現状に、まずはしっかりと向き合う必要があると考えております。

    当山でも、できる限りの感染予防対策を講じ、参詣者の方の不安を少しでも払拭できるよう努めて参ります。
    (また、ご供養の小規模化・やり方については個別のご相談に応じております。)

    人間には、弱い部分がたくさんあります。
    それは、お釈迦さまの時代から変わらない苦しみの種でもあります。

    しかし、過去から学び「考える」ことはできます。

    この物語の主人公は、ウサギですが
    キツネもサルも同じ世界の住民であり、それぞれが与えられた課題や最適解を探して生きています。

    誰にどんなことができるのか、してはいけないのか。

    いま、あらためて「人生にとって一番大切なものを見直してみませんか」

    🌝

    ときに今夜は、「スーパームーン」
    月が地球に接近して、普段より大きく見える満月の日です。

    もしかしたら、
    空の上からウサギさんが『自分が去った後の世界は、どうなったかな?』とのぞいているかもしれません🐰

    《おうちの方へ》(補足事項)
    ・このお話は、「布施行(ふせぎょう)」を説く仏教説話です。布施とは、金品に限らず「分け隔てなく施すこと」を表します。※ただし、これは「何でも我慢だ」「捨て身になれ」ということではありません。
    ・他人から見れば、「そんなことに命をかけてどうなる」と思うようなことがあります。ですが、人生をかけて熱中するものや人に出会えたことは、幸せなことかもしれません。
    ・「命を大切に」ということは、言うまでもありませんが、「頂いた命をどう使うか」ということをこのウサギは教えてくれたのだと思います。

    #ジャータカ物語
    #三獣行菩薩道兎焼身語
    #花まつり

    #StopTheSpread

    (文責:崇元)

  • 「暁天坐禅会vol.82」(静岡市)

    2020年4月1日

    🌞暁天(ぎょうてん)とは、明け方の空という意味で、
    暁天坐禅(きょうてんざぜん)とは、早朝に行う坐禅のことです。

    第八十二回坐禅会(参加者:12名)

    今朝は、新年度初の坐禅会でした。

    まだ、日の出から間もない朝5時半🌄

    ほの暗い本堂の中、ふと端の方に目を向けると…小さな背中が見えました。

    坐禅の途中で、連策(※)をしていくと、一生懸命手を合わせているお子さまがいました。

    ※れんさく:坐禅修行の励ましとして、参禅者全員の肩を軽く叩いて回ること

    先月、全国一斉休校に伴い「児童の一時預かり」を実施しました。

    その際お寺に来てくれた小学1年生の男の子が、今度は坐禅に初参加してくれたのです☺️

    今日は、お母さんと一緒にご来山され、最後までしっかりおつとめできました(^人^)

    あとで、
    「坐禅どうだった?」と聞くと…

    『楽しかった❗️』と言ってくれました。
    (半ば言わせちゃった感がありましたが😅利発なお子さまです)

    今までは、中学2年生(14才)の学生さんが最年少でしたが、、一気に半分の7才の子が当定例坐禅会の最年少記録となりました✍️

    「朝早いけど、お寺に行く?」とお母さんが聞いたところ、『行きたーい❗️』と言って、頑張って早起きしてくれたそうです😊

    曹洞宗の開祖 道元禅師は、
    『普勧坐禅儀(ふかんざぜんぎ)』という坐禅の要諦を記した書物を遺しています📖

    これは、「普く人のために」坐禅を勧めるものであり、大変細やかにその作法が認められております。

    したがいまして、
    老若男女どなたでも坐禅を行うことができます。

    ぜひ、皆さまもご来山お待ちしております…と、
    平生ではここで締めるのですが、時世柄「人が一処に集まること」や「深い呼吸をすること」など、ご案内が難しい情勢が続いております。

    定例坐禅会は、近隣の参加者の方が10人前後という規模なので、今のところは毎月2回(1日・15日)のペースで変わらず実施していくつもりです。

    ただし、参加者の皆さんのご意見を尊重し、各位の体調を第一に考え行じて参る次第です。

    どうぞ、ご無理なくご参加くださいませ🙏

    【次回の「坐禅会」は、4月15日(水)あさ5時半~、予約不要・参加無料です。】

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